Path Finder Interview Global Sky Education (豪州)Yukari さん

オーストラリアのワーキングホリデーで語学学校に通いながらチャイルドケアのボランティアを経験し、現在は永住権を得てGlobal Sky Education(豪州)にて幼児教育に携わるYukariさんにお話を伺いました。

先ずは、今のお仕事の様子を教えてください。

オーストラリア・クイーンズランド州東海岸にあるGSE社のChild Care Centreで、生後6週間の赤ちゃんから5歳児までの幼児教育に携わっています。ここでは3名の日本人スタッフを含め、20名の先生たちが切磋琢磨して教育に取り組んでいます。

海外の幼稚園で先生をしてみたいと思っていましたので、夢が叶いとても幸せです。

*GSE:Global Sky Educationの略。Terra社を含むGlobal Skyグループの一員で、ライフロングでのラーニング・エクスペリエンスの提供を行なっている。https://www.globalskygroup.com/education

長年の夢が叶って素晴らしいですね。このお仕事をされるにあたって、どのような準備やワーキングホリデーを過ごされたのですか。

高校時代に短期留学したカナダへ留学したかったのですが、申し込みのタイミングを逸してしまい、その時点で応募可能なオーストラリアを選びました。

私はエージェントを通じてワーキングホリデーを申し込んだのですが、3ヶ月の語学学校と1ヶ月のチャイルドケアセンターでのボランティアを組み合わせたパッケージを推薦され、これだ!と思い応募しました。海外に永住する夢を持っていましたが、語学は英語の本を丸暗記したくらいで、あまり準備せずにワーキングホリデーに参加しました。その後は中華料理店でアルバイトとして働きながらChild Careの資格の勉強をしましたが、Working VISAが無いと労働時間に制限があり、生活資金を繋ぐのも大変な時期がありました。言葉の問題もあり、ローカルのカフェやレストランでの勤務には向かず、英語を喋る店員の多いアジア系レストランを選びましたが英語も習得でき正解でした。せっかく英語圏に留学するのですから、日本食レストランで日本語を喋るのは勿体無いと思ったのです。

ワーキングホリデーで楽しかったことはどんなことですか。また、オーストラリアでは、何かチャレンジをされていますか。

語学学校やシェアハウスなどを通して知り合ったいろんな国の人たちと国内旅行に行ったり、ご飯の作り合いをして異文化交流ができたことは楽しい思い出です。

オーストラリアならでは!大自然のもとで乗馬、サーフィンやカヤックにも挑戦しました。

これからワーキングホリデーに参加したい人達に向けて、是非アドバイスをお願いします。

まず、恥ずかしがらずに英語を喋るということです。ワーキングホリデーで海外に出ても日本食レストランのようなところで日本語を話していては英語は一向に上達しませんし、勿体無いですよね。

また、英語で喋る時でも、最低限の言葉のマナーを守った方が良いと思います。単なる受け答えに成りがちな日本人の英語はぶっきらぼうで誤解を招き易く、例えば丁寧にPleaseをつけて頼んだり、感謝の意を添えるなど工夫すると円滑に伝わり、コミュニケーションが良くなります。

ワーキングホリデーを終えた後にStudent VISAを取り直して幼児教育に関する学校に入り、オーストラリアでの就業に必要な資格としてのDiploma・Certificateを取りました。Child Care Centreで仕事をするための特別な英語能力試験(IELTS)は必要ありませんでした。というのも、入学時には英語テストがあり必要資格有していましたので、英語能力は証明済みということになります。なお、大学などに入学する場合にはIELTSが必要になりますので、進学希望の方は試験対策が必要ですね。

あと、オーストラリアの移民政策は頻繁に変更されるので、最新の情報をよくチェックすることをお勧めします。6ヶ月に一度くらい…本当に頻繁に変わります。

ありがとうございました。コロナ禍が収まればGSE社のHello Kidsプログラムを通じてオーストラリアを訪問する日本人家族も増え、益々ご活躍のことと思います。ワーキングホリデー支援事業では、現地とオンラインで通じた座談会などを企画したいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

インタビューアーより:

Yukariさんは、自分のキャリアを自分で切り拓く強い精神力の方と思いました。大きな夢に向かってチャレンジして幾多の困難を乗り越え希望が叶ったとのこと、自己実現出来て素晴らしいですね。益々のご活躍をお祈りしています。